2011-03-05から1日間の記事一覧

ふたつなき物と思ひしを

[詞書]池に月の見えけるをよめる ふたつなき 物と思ひしを 水底の 山の端ならで*1 いづる月かげ 紀貫之(古今集・雑上・八八一) この世にふたつとないものだと思っていたのに、水底から、山の端ではないところなのに月が出てきている。 (こんなところにも…