明日知らぬわが身とおもへど

[詞書]紀友則が身罷りにける時よめる 明日知らぬ わが身とおもへど 暮れぬ間の けふは人こそ かなしかりけれ 紀貫之(古今集・哀傷・八三八) 私の命も明日を知らぬ儚いものだとわかっていても、命がある今日はただ、あなたの魂が空へと昇ってしまったことを…