八代集

勅撰和歌集

　天皇・上皇の命令により編集された和歌集。
　２１の歌集が存在する。
　なかでも、和歌が隆盛を誇った平安時代を中心とする、最初の勅撰和歌集である『古今和歌集』から８番目の『新古今和歌集』までを八代集という。

古今和歌集
　９０５年成立（平安時代）
　下命：醍醐天皇
　撰者：紀貫之、紀友則、壬生忠岑、凡河内躬恒

後撰和歌集
　９５５年頃成立（平安時代）
　下命：村上天皇
　撰者：源順、大中臣能宣、清原元輔、坂上望城、紀時文（梨壺の五人）

拾遺和歌集
　１００６年頃成立（平安時代）
　撰者不詳（花山院、もしくは藤原公任という説がある）

後拾遺和歌集
　１０８６年成立（平安時代）
　下命：白河天皇
　撰者：藤原通俊

金葉和歌集
（二度本）１１２５年成立（平安時代）
（三奏本）１１２６年頃成立（平安時代）
　下命：白河院
　撰者：源俊頼

詞花和歌集
　１１５１年成立（平安時代）
　下命：崇徳院
　撰者：藤原顕輔

千載和歌集
　１１８８年成立（平安時代）
　下命：後白河院
　撰者：藤原俊成

新古今和歌集
　１２０５年成立（鎌倉時代）
　下命：後鳥羽上皇
　撰者：藤原定家、源通具、六条有家、藤原家隆、飛鳥井雅経、寂蓮